PR

「リスケ」の意味と使い方

この記事は約5分で読めます。

「リスケ」の意味

リスケとは、「リスケジュール(reschedule)」の略で、予定やスケジュールを変更・組み直すことを意味するビジネス用語です。英語の「reschedule」は「re(再び)+ schedule(予定を組む)」で、元の予定を白紙に戻して新たに日程を設定し直すことを指します。

もともとは金融業界で「返済計画の見直し(リスケジュール)」を意味する専門用語でした。そこから一般のビジネスシーンに広がり、会議やアポイントメントの日程変更を気軽に指す言葉として定着しています。

「リスケする」「リスケをお願いする」「リスケになった」という形で、打ち合わせやプロジェクトの日程変更を伝える場面で日常的に使われています。

注目される背景

リスケが日常的なビジネス用語になった背景には、働き方の変化があります。リモートワークの普及やオンライン会議の増加により、スケジュール変更のハードルが下がりました。対面で会議室を押さえていた時代と比べ、日程の調整や変更が技術的に容易になったことで、「リスケ」という言葉の使用頻度も大きく増えています。

一方で、リスケの気軽さは問題にもなっています。簡単に予定を変更できる環境が、安易なリスケを助長しているという指摘があります。特に若手社員の間で「リスケ=カジュアルな予定変更」と捉えられがちですが、相手の時間を奪い、信頼を損なう行為であることに変わりはありません。

ビジネスでの使い方と例文

会議の日程変更を依頼する場面

急な予定変更が避けられない場合に、関係者に日程の再調整を依頼するときに使います。

例文:
「申し訳ありませんが、来週火曜の定例会議をリスケさせてください。部長の出張が入ったため、水曜か木曜の午後で再調整をお願いしたいです。」

プロジェクトの納期見直しを報告する場面

プロジェクト全体のスケジュールを見直す必要が生じたときに、関係者に状況を伝える際に使います。

例文:
「開発工程で想定外の不具合が見つかり、ローンチ日をリスケする必要があります。修正に二週間かかる見込みですので、新しいスケジュール案を明日までにまとめます。」

メールでリスケを伝える場面

取引先やクライアントに丁寧にリスケを伝える場面では、略語を避けて「日程変更」と表現する方が無難です。

例文:
「大変恐縮ですが、3月15日のお打ち合わせについて、日程変更のお願いがございます。社内の承認プロセスに時間を要しており、翌週以降で改めてご都合をお伺いできますでしょうか。」

間違いやすい使い方・NG例

「リスケ」はカジュアルな略語であり、使う相手と場面を選ぶ必要があります。社内の同僚に対しては「リスケしていいですか」で通じますが、取引先やクライアントに対しては「日程の再調整をお願いできますでしょうか」と丁寧に伝えるべきです。

また、金融業界では「リスケ」は「返済条件の変更」を意味し、資金繰りが苦しい状況を暗示する重い言葉です。金融関係者との会話で軽い気持ちで使うと、深刻な意味に取られる可能性があるため注意が必要です。相手の業界や文脈を考慮して使い分けましょう。

リスケを繰り返すと信頼を失います。「またリスケですか」と言われる状況は、スケジュール管理能力を疑われているサインです。やむを得ないリスケは一度で済ませ、代替案を添えて伝えるのがビジネスマナーです。

似た言葉との違い

  • 延期(えんき) — 予定を後ろ倒しにすること。リスケは日程の前倒しも含むが、延期は後ろに動かす場合のみ。
  • キャンセル — 予定そのものを取りやめること。リスケは再設定を前提とするが、キャンセルは中止。
  • ペンディング — 保留すること。リスケは新しい日程を決め直すが、ペンディングは日程を決めずに宙に浮かせた状態。

まとめ

「リスケ」はリスケジュール(reschedule)の略で、予定やスケジュールを組み直すことを意味するビジネス用語です。金融業界の専門用語から一般に広まりました。

社内では便利な略語ですが、社外の相手には「日程変更」と丁寧に表現する方が適切です。金融業界では返済条件変更という重い意味を持つため、文脈に注意して使い分ける必要があります。

この言葉をもっと深く学べる本

※ 以下はAmazonアソシエイトリンクです(PR)

マネジメント エッセンシャル版
P.F.ドラッカー
KPI、PDCAなどビジネス用語の概念的ルーツを体系的に学べる名著
Amazonで見る
ビジネスフレームワーク図鑑
アンド
ビジネス用語の背景にあるフレームワークを図解で理解できる実践書
Amazonで見る
タイトルとURLをコピーしました