PR

上杉鷹山の名言「為せば成る」の意味と語源

この記事は約5分で読めます。

名言の全文と意味

「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり(なせばなる なさねばならぬなにごとも ならぬはひとのなさぬなりけり)」は、江戸時代中期の米沢藩主・上杉鷹山(うえすぎようざん、1751〜1822)が残した言葉です。

意味は「やれば必ず実現する。やらなければ実現しない。何事も実現しないのは、その人がやろうとしないからだ」ということ。できるかどうかではなく、やるかやらないかが結果を決めるという、行動することの大切さを端的に説いた言葉です。

上杉鷹山はケネディ大統領が「最も尊敬する日本人」として名前を挙げたことでも知られ、日本を代表する名君として評価されています。

この名言が生まれた背景

上杉鷹山が米沢藩主を継いだのは17歳の時です。当時の米沢藩は15万石の石高に対して借金が20万両を超え、事実上の破産状態でした。家臣たちは改革の意欲を失い、「もはやどうしようもない」という諦めが藩全体を覆っていました。

鷹山はこの状況に正面から立ち向かいました。まず自らの生活費を大幅に削減し、一汁一菜の質素な食事で過ごしました。藩主自ら倹約の手本を示すことで、家臣たちの心を動かしたのです。次に、荒廃した農地の開墾、特産品(米沢織など)の産業育成、学問所の設立と、矢継ぎ早に改革を進めていきました。

しかし改革は順風満帆ではありませんでした。保守的な重臣たちが激しく抵抗し、「七家騒動」と呼ばれる家臣の反乱にまで発展します。鷹山は反対派を処分しつつも対話を続け、改革の意義を根気強く説き続けました。

この言葉は、改革に挫けそうになる家臣たちに向けて語られたとされています。「できない」と言い訳するのではなく、「やる」と決めて動き出せ。できないのは能力がないからではなく、やろうとしないからだ。そういう強い叱咤が込められた言葉です。

鷹山の改革は最終的に成功し、米沢藩は破綻寸前の財政を立て直しました。その功績は藩の枠を超えて全国に知られ、明治以降も「為せば成る」は日本人の行動指針として語り継がれています。

ビジネスでの活かし方と例文

スピーチ・挨拶での使い方

新規事業の立ち上げや組織改革のキックオフで、行動を促す強いメッセージとして使えます。

例文:
「上杉鷹山は破綻寸前の藩を立て直すとき、『為せば成る 為さねば成らぬ何事も』と語りました。当社の状況も厳しいですが、やるべきことは明確です。まず動きましょう。動けば必ず道は開けます。」

1on1・指導での使い方

自信を失っている部下に行動を促す際、背中を押す言葉として使えます。

例文:
「『成らぬは人の為さぬなりけり』。できないのではなく、まだやっていないだけです。完璧を求めず、まず60%の出来でいいからお客様に見せてみてください。フィードバックが次の一手を教えてくれます。」

座右の銘・自己紹介での使い方

自分の仕事観や行動指針を伝える際に使えます。

例文:
「私の座右の銘は上杉鷹山の『為せば成る』です。市場が厳しいとき、競合が強いとき、言い訳はいくらでもできます。しかし結果を出す人は例外なく、まず行動に移している。その信念で営業を続けています。」

似た意味の名言・格言

  • 天は自ら助くる者を助く」(スマイルズ) — 自ら行動する者に道が開けるという教え。「為せば成る」の西洋版と言える。
  • 案ずるより産むが易し — 心配するより実行した方が簡単だということ。行動を促す点で共通する。
  • 一念発起 — 強い決意をもって行動を起こすこと。「為せば成る」の最初の一歩を表す四字熟語。

まとめ

「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」は、破綻寸前の米沢藩を立て直した名君・上杉鷹山の言葉です。

できるかどうかではなく、やるかやらないかが結果を決める。この単純で力強い教えは、250年を経た今も色褪せません。鷹山自身が困難の中で改革を成し遂げた実績が、この言葉に揺るぎない説得力を与えています。

ビジネスでは、組織改革のキックオフ、行動を促す指導、座右の銘としての自己紹介で効果的に使えます。

この言葉をもっと深く学べる本

※ 以下はAmazonアソシエイトリンクです(PR)

代表的日本人
内村鑑三
上杉鷹山を含む日本の偉人たちの志と行動力を学べる古典的名著
Amazonで見る
タイトルとURLをコピーしました